経済危機を攻略する

最近、どのサーバーにおいても雪の玉の品薄・高騰が続いている。
雪の玉不足による経済危機が発生するリスクについて考えてみる。

雪の玉は主に召喚用の薬・赤い薬・上級薬を作成するために使われるアイテムである。
つまり、主に上位狩り場でペットを用いて狩りをする場合に直接的か間接的かは問わず、必要になる。

需要の割に、雪の玉は非常にドロップが限られている。
氷の城の機械工プロケン・マリオネット・フローズンソーサラ、
霧の迷宮1階のきまぐれ道化師、
古代の塔3Fのボス呪われた邪狂神(3時間周期沸き)、4Fの雑魚呪われた霊妖がドロップする。
ボスは除外して、雑魚からはドロップ率・ドロップ数共に低い傾向にある。
一応クリスマス狩り場でも雑魚がドロップするが、季節限定である。

また、貿易での取引が出来ない為、外国サーバーから入手するといった可能性はない。日本サーバー内のみで供給不足を解決しなければならない。

そして、古代の塔Ⅱ実装以降、敵の強化は著しい。
特にレベル130～140級が相手となると、レベル差補正の影響もあり召喚用の薬を大量に消費するようになる。

ここで問題となるのは、古代の塔3階/4階は非常に稼ぎの良い狩り場であり、雪の玉がかなり高騰したとしても利益を出し得る狩り場だということだ。
恐らく雪の玉が100万Qになったとしても、利益が全て消えるようなことはないだろう。
結果として、ペットの育成が重要な時期にあり、かつ古代の塔3階/4階で狩りが難しいレベル帯、およそレベル110～135の範囲のプレーヤーがペットの回復薬代で苦労する形になると考えられる。
狩りをそこそこ頑張っている大多数のプレーヤーがこのレベル帯に含まれると考えられる。狩り意欲の減退を招けば、長期的な発展は望めなくなる。

もし、雪の玉の取引価格が上昇し続け、古代の塔Ⅱ実装前の貯蓄を粗方食い潰し、高値でも買うことが出来ないほどの品薄になった瞬間。
これが、筆者の考える中でもっとも起きる可能性の高い経済危機である。

ex.仕様の問題点
氷の城ドロップがメインといった雪の玉供給の現状を何とかすること。
具体的には、霧の迷宮1Fの捕獲実装。雪の玉が高騰した際、狩猟場に該当モンスを設置することで供給を増やせる仕組みを作っておくこと。
呪われた霊妖の雪の玉ドロップ大幅増(8～16個15％ぐらいまで。呪われた砲撃手の鋼鉄ドロップと同等程度の上方修正)が考えられる。
または、場当たり的な対処として、GMオークションで雪の玉を10万個単位で放出するなど。

ちなみに、召喚用の上級薬の材料として毒ガス樽は銃輝狼が大量に落とす。第9研究所・秘密迷路2Fはミミズ・ユリの根ドロップする上位狩り場。毒ガス樽はついでに集めやすいアイテムである。
他のハトムギ・豆の根・人根木の根・オレンジの皮は貿易取引が可能なので、極端な供給不足にはなりにくい。やはり、一番の問題点は雪の玉供給であろう。